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【バンコク】アドバンス フリーダイビング講習に参加「前編」

サワディーカップ。

先日、バンコクで、アドバンス フリーダイビングの講習に参加してみたので、ブログを書いてみました。講習の内容や、講習の様子を紹介したいと思います。
タイ・バンコクで、フリーダイビングライセンス取得に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

このブログを読んでほしい人
・タイ、バンコクでフリーダイビングに興味がある人
・フリーダイビングのスキル・技術向上に興味がある人
・アドバンスフリーダイビングの資格講習の内容に興味がある人

アドバンス フリーダイバーとは

PADIアドバンスフリーダイバーは、PADIフリーダイバーよりも1つレベルが上がる資格になります。
フリーダイバーになるための資格講習よりも、新しいスキルや、水中での能力が求められるライセンスとなります。

PADIフリーダイバーの資格取得条件

・スタティックアプネア(水面で呼吸停止)STA 1分30秒
・ダイナミックアプネア フィンあり DYN(水中での横移動)25メートル
・コンスタントウェイトアプネア フィンあり CWT(海洋の深度)10メートル

PADI Freediver の資格では、基本的なスキルとて上記3つの項目が資格取得の達成条件となります。

一番、生徒ダイバーがつまづくのは、CWT(コンスタントウェイトアプネア)の海洋で深度10メートルまで潜るという事ことです。何につまづくかというと、「耳抜き」です。この耳抜きが上手くできないが故に10メートルまで潜ることができずに資格取得できない人は多いです。

PADIアドバンス フリーダイバーの資格取得条件

・スタティックアプネア(水面で呼吸停止)STA 2分30秒
・ダイナミックアプネア フィンあり DYN(水中での横移動)50メートル
・コンスタントウェイトアプネア フィンあり CWT(海洋の深度)20メートル

基本的にやる事は、PADI フリーダイバーの資格条件と変わらないのですが、STAの時間、DYN、CWTの距離が変わります。

ただ、いきなり25メートルしか泳げない人を50メートル泳がせるのでなく、少しずつ講習の中で達成できるように導くので大きな心配はいりません。

フリーダイバーのライセンス講習に参加した時のブログはこちら

PADI Freediver 資格取得の後編の海洋講習はこちら

講習の様子

プール講習

プール講習では、こんな事を実施します。

・ダイナミックアプネア フィンあり(プール水中での50メートル移動
・ダイナミックアプネアフィンなし 25メートル
・フィンを片方外しての水中移動
・マスクを外しての水中移動
・スタティックアプネア(水面で呼吸停止)STA 2分30秒
・レスキュー・EFRの講習

この日の講習スケジュールは、施設内の共有プールの利用時間が限られているという事で、いきなりプール講習からのスタートでした。

朝9時に、お店に集合するのですが、施設内にあるラケットクラブのプールで講習を行います。

まずは全員でストレッチをして、泳ぐフォームを確認します。

まずは、ダイナミックアプネア(プール水中での50メートル移動)をやります。

このプールは20メートルプールのため、50メートルを泳ぐとなると、2回ターンをして、半分まで行ったところが50メートルとなります。

いきなり50メートルを泳ぐのではなく、まずは、20メートル、次に40メートル、そして、50メートルを目標に泳げるところまでどこまでもという感じで進めていきます。

プール内には、メインのインストラクター(Ploy)と、欧米人インストラクターが(Ployの旦那)がいて、泳ぐフォームについてアドバイスをしてもらえます。

こちらは、マスクを外した状態での水中移動です。

目を開けても良いようですが、私は目をつむってやりました。何も見えないまま移動するのは非常に怖く、1回は経験したほうが良いと改めて思いました。

こちらは、フィンを片方だけ外して泳ぐ練習です。

実際にやってみると、フィンを付けない足のせいでバランスを取るのがすごく難しいです。

この後、フィンを外して水中で平泳ぎの形で泳ぐのですが、残念ながら写真は撮っていなかったようです。
いきなり水中ではなく、ビート版を使って、足の動かし方、手の動かし方を何度も練習します。

こちらは、スタティックアプネア(水面で呼吸停止)STA 2分30秒の様子です。
当日の動画ではなく、別の日の他の生徒との動画になりますが、参考までに。

いきなり2分30秒は難しいので、酸素テーブルというやり方を使い、少しずつ無呼吸時間を増やしていきます。

STA1分30秒⇒休憩2分⇒STA2分⇒休憩2分⇒STA2分30秒⇒休憩2分⇒STA3分と少しずつ増やしていきます。

私の場合は、STA1分30秒は、途中でギブアップ。次のSTA2分も途中でギブアップ。。。
それでも、他の生徒の流れに合わせて、無理だよ~と思いながら、3回目のSTA2分30秒にチャレンジすると、「あら不思議」ほんの数分前まで1分30秒も息止めができなかったのに、2分30秒の息止めに成功してしまいました。

ただ、最後のSTA3分は、2分40秒くらいでギブアップしました(笑)

インストラクターいわく、通常STAはプール講習の1番最初にやるそうなのですが、プールの予定の関係で、たくさん泳いで疲れた後にさせてごめんなさいとの事。つまり、疲れていなければ、あなたはもっと長くSTAができるはずだわ。と言われました。

練習すれば、伸ばせる余地がありそうです。

この日の生徒ダイバーのSTA最長記録は、大型アメリカ人のマイクによる6分9秒。アドバンス講習を受ける生徒の中ではありえない最長記録だそうです。

こちらは、レスキュー・EFRの講習です。

EFR(エマージェンシー・ファースト・レスポンス)とは、心停止など生命にかかわる緊急時のケア(一次ケア)と、即座に生命にかかわらないケガや病気のケア(二次ケア)について学ぶプログラムです。

レスキューはプール内で、生徒ダイバーを陸に引き上げるところまでを行い、EFRではプールサイドで心肺蘇生法の練習を行います。

私は実際に心肺蘇生法の現場に遭遇したことはないのですが、私が乗っていない日に別の船で、講習中のダイバーが溺れ、その後、奇跡的に回復した話を聞いたことがあります。その時は、ファンダイブのお客さんの中に看護師として勤めている方がいて、その方がずっと心臓マッサージをしたそうですが、いつ何が起こるかわからないので私も真剣に学びなおしました。

プール講習は以上です。

座学の講習

座学講習は、こちらの場所で行います。座学講習の時間は、約3時間でした。

座学講習は、事前にPADI e-Leaningで勉強した内容と同じ内容について、説明があります。

PADI フリーダイバー講習の際は、PADIからメールでオンライン学習の案内というメールが来たのですが、今回はそのようなメールがなく、前回と同じようにPADIのwebサイトにアクセスをしたら受講できるようになっていました。

講習の言語は英語となりますが、人間の体や病気についての専門用語の英語はかなり難しいので、必ず事前に日本語でのオンライン学習を終わらせてから講習に参加することをお勧めします。

お店・施設の雰囲気

講習を実施する場所は、スクンビット49にあるラケットクラブというスポーツ施設内です。

ラケットクラブにはいろんなお店が入っており、スキューバダイビングショップも入っています。

バンコクフリーダイバーがあるのは、建物の3階です。

お店の前はこんな感じです。オフィスの前みたいな感じです。

店内では、いろんなフリーダイビング用品が販売されています。

こちらでは、何種類かのフィンが販売されています。

こちらでは、ウェットスーツやTシャツが販売されています。

水中スキーのようなアイテムも販売しています!!

プール施設は、お店から2分くらい歩いた先にあります。

プールは2つあるのですが、ダイビングで利用できるのは1カ所のみです。

プールの更衣室は、さすがにスポーツ施設内という事だけあって、広くて綺麗です。

温水シャワーも使えますし、シャンプーやボディソープも完備されています。また、大きなバスタオルも無料で利用することができるので、わざわざ家から持ってくる必要がありません。

私が、PADIフリーダイビングの講習に参加したSea Mastermindの施設よりも全然良いです!!

お店・インストラクター情報

施設名:Bangkok Freedivers
Facebookページ:https://www.facebook.com/bangkokfreedivers
webサイト:https://www.bangkokfreedivers.com/
営業時間:10:00-18:00
電話番号:080 – 007 – 2005
駐車場:あり(8時間まで無料)店内のカードキーにタッチ必要あり
住所:Building, RQ1. 301, 1 Sukhumvit 49/9 Alley, Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
場所はこちら

インストラクターについて

今回の講習担当のインストラクターは、Bangkok FreediversのオーナーでもあるPloyさんです。

https://www.bangkokfreedivers.com/media より

この講習後の知ったのですが、タイのフリーダイビング業界では有名な方だそうで、こちらのリンクでも紹介されているのですが、UN Women Asia and the Pacificという賞を獲得?したそうです。

タイ人の友人から聞いた話では、お父さんがスキューバダイビングでは有名な方のようです。

タイでは、まだまだフリーダイビングのインストラクターが少なく、英語で講習をできる人となると、本当に限られてくるようです。

今後は少しずつ増加していくと思いますが、今なら有名なフリーダイバーから直接教えてもらえるチャンスかもしれないので、ご興味がある方は問い合わせしてみてください。

最後に

今回、英語でのアドバンス フリーダイビングの講習に参加するまで、何度も問い合わせしたこともあり、ようやく受講することができました。

プール講習に参加して思ったのは、まだまだタイ・バンコク周辺では英語で講習を行う事ができる人が少ないという事です。一方で、タイ人の生徒ダイバーの申込が激増しており、なかなか英語での講習を行う機会が少ないという事もあるようです。

なぜ今回BANGKOK FREDIVERSの講習参加にこだわったとうと、講習参加者が優先的に参加できるプールとレーニングがバンコクの中心地で定期的に開催されており、このトレーニングに参加するためには、このお店での講習に参加する必要があったのです。

今回の参加者は、合計で6名。タイ人2名、アメリカ人1名、フランス人1名、台湾人1名、と日本人の私です。

実際に、こちらのお店ではつい最近、日本人男性がフリーダイバーの資格講習に参加してきたという事で、少しずつではありますがタイ在住の日本人フリーダイバーが増えていくのではないかと思っています。

英語があまりわからないという人でも、日程が合えば私が講習にサポートで参加する事ができるので、興味がある方がいましたらTwitter(@kei_thai0358) もしくはInstagram(Kei_Thai0358)のDMで連絡ください。

このブログが、タイ・バンコクで、フリーダイビングのライセンス取得に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

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