Google ホテルクラス評価「5つ星ホテル」選びで失敗しない方法

皆さんは、宿泊したいホテルの情報を調べて、決めて、予約をするときに、どのような方法でホテルの情報を検索・選定し、予約をしていますか?

最近では、様々な便利なホテルの検索・予約サイトの評価や、Googleマップなどの口コミも確認したうえでホテルの決めているのではないでしょうか。

一般的にホテルを選ぶ基準として重視されるのが、

「できるだけ良いホテルに、できるだけ安い費用」

で宿泊したいと事ではないでしょうか。

何をもって良いホテルなのかどうかというのは、各個人の判断にもよりますが「ホテルの設備、立地、食事など」について、満足できたどうかというのが1つのポイントになると思います。

私は先日、「ホテルの検索・予約サイトでの口コミ評価」「Google Mapのホテルクラスで5つ星」と掲載されていたホテルに宿泊した際に、私が想像していた「5つ星ホテル」とはかけ離れていて非常に残念だった事がありました。

このブログでは、5つ星ホテルの基準、Google Mapのホテルクラス評価、できるだけ良くて、できるだけ安いホテルの選び方について書いています。
このブログが、5つ星ホテル選びで失敗しない方法や、コスパの良いホテル選びの方法を検索している方の参考になれば嬉しいです。

5つ星ホテルの基準とは?

5つ星ホテルと聞くと、一般的には超高級というホテルをイメージするのではないでしょうか。

しかし、ホテルの格付けについては世界共通の基準はありません。

ホテルの格付けは、格付け機関などの調査員が独自に行っているものや、口コミ等の評価を元に評価されるもの等の様々な評価方法があります。

Forbes Travel Guide (フォーブス トラベルガイド)

アメリカの経済誌「フォーブス」は、ホテルの格付け評価を世界で最初に始めたことでも有名です。そして、毎年世界各国にあるホテル・宿泊施設の評価を行っており、最も信頼されている格付け機関だと思います。

フォーブスの格付けは、「推奨」「4つ星」「5つ星」の3種類の評価で行われています。

下記のウェブサイトで、評価されたホテルに国名をいれることで確認することができます。
2021 Forbes Travel Guide Star Award Winners

私が現在住んでいるタイでフォーブストラベルガイドの受賞を受けたホテルは22施設あります。その中でも5つ星ホテルは4施設のみ。といかに5つ星ホテルが希少なのかというのがわかります。

フォーブス・トラベルガイドによるタイの5つ星ホテル
※下記リンクからフォーブス・トラベルの紹介ページに移動します

The Peninsula Bangkok

The Oriental Spa, Bangkok

Mandarin Oriental, Bangkok

The St. Regis Bangkok

ちなみに、日本では、受賞した宿泊施設が48施設あり、その中で5つ星と格付けされたのは12施設あります。

ミシュランガイド

レストランの格付け評価でも言わずと知れたミシュランはホテルの格付けも行っています。日本のホテル・旅館については、こちらのウェブサイトで確認することができます。

私が住んでるタイでのミシュランガイドのwebサイトでホテルの紹介をされているものはありましたが、日本のように星での格付け評価を確認する事はできませんでした。

webサイト:MICHELIN-Listed Hotels In Bangkok For 5 Different Staycation Experiences

トラベルウィークリー TRAVEL WEEKLY

このトラベルウィークリーは、旅行に関わる航空会社、ホテル、観光業界のニュース情報サイトです。一般的には、企業の情報や政治に関わる情報を発信しているサイトではありますが、こちらのサイトでは世界各国のホテルを10段階で評価しています。

こちらのページでは、10段階の評価基準についても明確に記載がされているため、ホテルの評価機関としても信頼できるものだと思います。

ホテル予約サイトagoda, Booking.com, Tripadvisor等

左から agaoda, Booking.com, tripadvisor のホテル予約画面です。

各ホテル予約サイトでも、星1つ~星5つでホテルランクが別れており、指定して検索することができます。

最高ランクが星5つとなっており、このサイト経由で5つ星ランクのホテルを利用した場合、一般的に使われる5つ星ホテルと混同して使われている事が想定されます。

この予約サイトでのこの格付けは口コミ評価を元に作成されてり、他の格付け機関と異なり調査員はいません。

そのため、値段がすごく安いのにまあまあ綺麗だった等のポジティブな口コミが集まるだけで、4つ星や5つ星といった高ランクホテルになる可能性があります。

各国ごとの選定制度

各国ごとによって、ホテルの評価基準を設けている国があります。

アメリカでは、AAAという全米自動車協会が、調査員による評価で5段階評価で格付けを行っています。

イギリス・ロンドンでは、ロンドン市内のホテルを対象にロンドン観光局が評価を行っています。

フランスでは、国家認定の格付け制度で5段階評価で格付けをしていますが、5つ星の中でも最上級のホテルには、パラス(Palace)という別の称号が与えられます。

次に、Googleのホテルクラス評価について、下記で詳しく紹介しています。

Google のホテルクラス評価とは?

Google ホテルクラスの内容について

Google検索で、ホテル情報を検索すると口コミ数の下にホテルの格付けが星で評価される機能がついています。

この格付けは、Google 「ホテルクラスの評価」というサービスが行っています。こちらのGoogleのwebサイトで、ホテルクラスの評価についての説明があります。

Google でホテルを検索すると、ホテルクラスの評価が表示されることがあります。1〜5 つ星による評価で、これを使って検索を絞り込めます。ホテルクラスの評価は、各ホテル概要のクチコミ評価の後に表示されます。ホテルクラスの評価とクチコミ評価は異なりますので、ご注意ください。

そして、このホテルクラス評価の評価基準は、「Google は、サードパーティ パートナー、直接検索、ホテル経営者からのフィードバック、ホテルの属性(料金、所在地、部屋のサイズ、設備など)を調べて評価する機械学習の推論など、さまざまな情報源からホテルクラスの評価に関するデータを収集しています。」と書かれています。

つまり、上記でも記載したホテル予約の口コミ等が良ければ、5つ星ホテルのなりえるという事です。

こちらのYoutube動画では、Googleのホテルクラスの評価に疑問を持った旅館の経営者がホテル評価について、解説しています。

2 つ星ホテルが手頃な料金でシンプルな部屋を提供しているのに対して、4 つ星ホテルは贅を尽くした内装、専用コンシェルジュ、24 時間営業のルームサービスのほか、バスローブやミニバーなどの豪華な設備を備えている場合があります。

動画の中でも取り上げられていますが、上記のGoogle評価基準として記載がある内容と、実際のホテルの設備等は全く当てはまっておらず、サードパーティー(主にホテル予約サイト)やGooglemap等の口コミ評価を基準にGoogleのホテルクラスの評価がされているのは明白です。

Googleがフランス政府に罰金を払った理由

Techchurchのwebサイトより写真を利用

Googleは、Google マップ上でのホテルの格付け評価を上記でも記載した独自の評価システムを使っていましたが、ホテルの経営者から格付けに対して多数の苦情を受けたことで、フランス局がGoogle の評価制度の妥当性に対して調査を行いました。

webサイト:https://tcrn.ch/3h6wDJR

その結果、フランス観光開発機構のホテル格付けについて誤解を招く恐れがあるとして、110万ユーロ(約1億4,000万円)の罰金を支払う事で同意しています。

この事件をきっかけに、Googleはフランスのホテル格付けについては、フランス政府の格付けを元にGoogle マップに適正なホテルランクを表示するようになりましたが、フランス以外の国では実際のホテルランクとGoogleのホテルランクが異なっている事がこのニュースからもわかります。

ホテル選び おすすめの方法

では、実際にどのようにホテルを選んだら良いかという事について、私のおすすめ方法を紹介します。

この方法は、「できるだけ良いホテルに、できるだけ安いホテルに泊まりたい」という目的を持った人を想定しています。

具体的には、同じ予算や立地エリアであれば評価が良いホテルに泊まりたい。同じホテルランクのホテルであれば、できるだけ安いホテルに泊まりたいといった際、ある程度、条件に合うホテルを絞った時に最終的にどれにするのかといった事を決めるための方法です。

予算ありきで、ホテルを絞る場合
1.Booking.comやagoda等で複数に絞る

ホテルの予約可能日と宿泊費や施設の写真を同時に確認するのは予約サイトが便利です。
2.Google Map の口コミ評価を確認

Googleのホテルランクはあくまでも参考程度。大事なのは、口コミにネガティブな意見がないことです。
3.トラベル・ウィークリーで最終確認

トラベルウィークリーのwebサイトで10段階評価を元に決める。

最後に

結論としては、トラベルウィークリーの評価軸を活用するという方法ですが、トラベルウィークリーを利用しなかった時の失敗例を紹介します。

私が、住んでいる観光大国のタイでは、コロナウイルスの影響で多くのホテルの値段が激安になっています。

そんな中で、5つ星ホテルについて詳しくもない私が5つ星ホテルについて、Googleマップのホテルランクとホテル予約サイトの価格情報を元に、食事つきで1泊2,000THB(約7,000円)の予算でいろいろなホテルに泊まってみようと思い3つホテルを予約しました。

Google のホテルクラス評価は5つ星ですが、、、
Amari Nova Suites Pattaya 1,809 THB(トラベルウィークリー評価4)
Garden Cliff Resort & Spa 2,061 THB (トラベルウィークリー評価6)
Dusit Thani 2,119 THB (トラベルウィークリー評価8)

このブログを作成している時点では、まだDusit Thaniには宿泊していないので何とも言えませんが、「Googleホテルクラス評価が5つ星&トラベルウィークリー評価が4のホテル」は5つ星として期待して行った結果、かなり不快な思いをしたホテル宿泊となりました。

Amari Nova Suites Pattayaに宿泊した時のブログはこちら

もしトラベルウィークリーを事前に利用していれば、評価が4という事は実際には、2つ星や3つ星クラスという認識かなと予想をして宿泊するので、そこまで不快な思いをしなかったかもしれません。

この時は、5つ星やGoogleのホテルクラスの評価基準を知らずに期待してい行ったことも不快な思いを押し上げる要因となったと思います。

Googleホテルクラスの評価の影響で、「5つ星ホテルに泊まってみたけど良かったよ~」という自慢話をする人が増えるかもしれませんが、このブログを読んでいただいた方であれば、フォーブス トラベルガイドミシュランガイド等の有名な格付け機関による5つ星ホテルと、Googleのホテルクラスによる評価の5つ星ホテルの違いが明確に理解できるようになったと思います。

昨今、リモートワークを推奨により、毎日オフィスに通勤しなくても良い企業、旅行先での仕事を認める企業が増えているため、ホテル巡りを楽しみながら仕事をしていく人が増えてくるかもしれないですね。

このブログが、5つ星ホテル選びで失敗しない方法や、コスパの良いホテル選びの方法を検索している方の参考になれば嬉しいです。

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