「海外で働きたい」「就職はしたい」けれど英語が話せない・英語ができないから。。。
という理由で海外への就職を諦めている人は多いのではないでしょうか?
私も海外就職を意識し始めた2012年の当時、英語力を不足に日本で英語を鍛えてから、いつか海外で就職・仕事ができたら良いなと思っていました。
それが、今では語力不問の海外求人案件があり、給料も最大月給 30万バーツ(約100万円)を提示する企業など、かなり高い求人もあります。実際、どんな仕事・職種があるのかを私が現在住んでいるタイ国内の求人を元に紹介したいと思います。
また、私も実際にタイ国内で転職活動をした結果から、採用する企業側が採用時に重視していると思われる点や、語学不問の求人票の注意点を紹介したいと思います。
目次
実際の語学不問の求人 ※2020年9月更新
製造業
金型部品の製造業
給与:150,000~300,000バーツ
職種:金型技術者(金型設計製造・プラスチック射出成形)
勤務地:パトゥンタニ
ポイント:高給
精密ダイカストメーカー
給与:170,000~280,000バーツ
職種:工場長
勤務地:タイ チョンブリ
ポイント:将来的にインド拠点への配属の可能性あり
精密ダイカスト部品メーカー
給与:80,000~150,000バーツ+住居手当
募集職種
・機械加工技術者兼管理者
・鋳造技術部門長
・品質保証部門長
所在地:チョンブリ(アマタナコン)
ポイント:シニア層が活躍!
金型メーカー(家電・自動車部品向け)
給与:50,000~80,000バーツ
募集職種:営業職
所在地:サムットプラカーン
ポイント:語学、経験不問!一から学ぶ意欲がある方であれば採用検討!
精密部品の製造メーカー
給与:50,000~80,000バーツ
職種:エンジニア
勤務地:アユタヤ
ポイント:タイ勤務前に日本での研修(半年~1年程度)もあり
食品メーカー
給与:60,000~100,000バーツ
職種:食品開発
勤務地:ナコンパトム
ポイント:無料の寮、もしくは近隣にある有料の賃貸マンションあり
販売代理店
LEDライトの販売代理店
給与:50,000~60,000バーツ
職種:法人営業
勤務地:バンコク
ポイント:語学学校の費用会社負担
金融・リース業
オートリース(自動車リース)
給与:給与:50,000~70,000バーツ
職種:営業
所在地:バンコク
ポイント:20代~30代の方が多く活躍中
レストラン
中華料理店
給与:60,000バーツ~
募集職種:調理師
勤務地:バンコク
ポイント:創業30年以上、バンコクで5店舗展開
日系飲食店
給与:50,000バーツ
職種:店舗管理全般
勤務地:バンコク
ポイント:バンコクで数店舗展開
人材業界
人材紹介業
給与:50,000~200,000バーツ
職種:人材コンサルタント
勤務地:バンコク
ポイント:成果報酬あり
実際に見てみると、募集している業種のほとんどは、製造業がメインで技術者の募集給与が非常に高い事がわかります。
しかし、今回紹介しているのは、本当に一部の求人だけなので、実際には日本人向けだけにビジネスをしている仕事はかなり多くあるため、まだまだ求人は存在すると思います。
企業側が採用時に大切にしていること
今回、海外移住に伴う仕事にもかかわらず語学不問で求人票を掲載しているものを紹介していますが、実際に採用する企業が重視しているポイントをお伝えしたいと思います。
【日本人のビジネスマナーを理解している】
タイで仕事をするとはいえ、語学不問という事は、お客様のほとんどは日本人が対象になります。なかには、日本語が話せるタイ人や欧米人もいますが、メインの日本人を相手に仕事をする際に重視されるのが、「気遣い、気配り、時間厳守、挨拶」です。このことを指導しなくてもできるから日本人を採用するので、例えば、面接に理由なく遅刻してしまったり、基本的な挨拶ができない人と判断されてしまうと、まず採用される可能性は低いです。
【なぜ、タイで働きたいのか(本心はすぐに辞める可能性はないか?)】
雇用主は採用する際に、ワークパミットやビザの手続きなどの費用を負担するのが一般的ですが、この手続きは非常に多くの書類を必要としたり手間が掛かるため、すぐに退職されてしまうとまた同様の手間が掛かるので、できるだけ長く働いてくれそうな人(すぐに辞める理由がなさそうな人)を採用したいと思っています。
例えば、タイには何度か訪れており、実際に生活するとなっても問題ないといった理由があるほうが採用される可能性は高くなると思います。
【現在は語学不問でも、タイ語を学ぶ気はあるのか】
これは、企業によって判断は異なりますが、売上拡大やビジネス拡大を考えていない経営者はいないと考えます。そうすると自然にタイ人従業員の数も増えてくるため、必然的にタイ人のマネジメントにも携わることが考えられるため、その際に日本語スキルだけでは、ずっと通訳を介して対応する必要があるため、企業としてもコストが掛かります。そのため、「郷に入っては郷に従え」というように、やはりタイ語を学ぶ意欲がある人のほうが採用される可能性は高くなると思います。
語学不問の求人の注意点
語学不問求人は、何か特殊な技術や資格を保有しているものを限定している求人と、そうではない求人がはっきり分かれていますが、注意して欲しい求人というのは、後者の求人になります。
代表的なものは、「日本人で高卒なら誰でもOK」と求人をしているコールセンター業ですが、コールセンターは時給200 THB(約690円)と非常に低い給与水準ですので、上記にあるような求人票との違いは明白です。
ここでお伝えしたいのは、語学不問・未経験でも大丈夫という求人のなかには、離職率が非常に高いブラック企業が含まれている事があります。要は、採用してもすぐに辞められてしまうため、採用窓口を広げるために語学不問という日本人でタイで働きたい意志があるなら誰でも採用を検討する企業のことです。
そのため、こういった求人に応募する場合には、人材紹介会社にしっかりと離職率や退職した人達の理由を確認することをお勧めします。
最後に
今回紹介した求人情報はカモメアジア転職のサイトに掲載されているものを紹介しました。
実際に語学力がなくても、職務経歴や条件さえあえば、採用してくれる企業があるという事が少なからずあるという事がわかったと思います。
しかし、タイや海外で働くなら、ゆくゆくは、タイ語や英語の語学力を身に着けることをお勧めします。語学力を完璧にしてから就職活動するというのも一つの手段ですが、やはり語学力の習得には時間が掛かるので、中学校や高校で少なからず勉強をした英語を少し勉強しなおして、簡単な英会話だけでも身に着けてからタイヤ海外に行くのとでは、スタートから大きく違います。もし時間に少しでも余裕があるなら、英語の勉強を少しでもやってみるのはいかがでしょうか。