サワディーカップ。
今回、私がタイに来るきっかけとなり、最初に勤めていた外資系企業時代の給料や待遇を現在勤めている日系企業と比較して紹介したいと思います。これから、現地採用として働く人の参考になればと思います。
前回、現在勤めている日系の給料明細を紹介した内容はこちらです。
最後に改めて記載しますが、私は最終的に解雇され、現在の日系企業に転職しました。
目次
給料に違いはあるのか?
早速、1番気になる給料を紹介したいと思います。
会社の給料は、あくまでの業務内容や、ポジション、責務において変わってくるので、あくまでも参考としての紹介になりますが、私の6月の給料明細の写真です。
結論、額面だけでは、外資系企業のほうが、年収ベースで208,000 THB多かったです。
外資系
月額(総額):95,000 THB
基本給:85,000 THB
コミッション:10,000 THB
ボーナス:0 THB
年収:1,140,000 THB
外資系の時の特徴としては、毎月のコミッションがある代わりなのか、ボーナスはありませんでした。
日系(現在:某商社の子会社)
月額(総額):61,000 THB
基本給:40,000 THB
他手当:21,000 THB
ボーナス:200,000 THB (基本給の5ヶ月)
年収:932,000(2年目以降の年収)
※1年目はボーナスが満額もらえないため
逆に現在の日系企業はボーナスがあり、年収でみるとボーナスの比率が高いです。
福利厚生に違いはあるのか?
医療保険
外資系ではAIA、日系では東京海上
内容はほとんど同じです。しいて言うなら、歯医者の料金が、AIAでは、年間1,500 THBに対して、東京海上では年間最大5,000 THB (この金額内で眼鏡を経費で購入することが可能)
ビザ取得費用
外資系
ビザ費用は全て会社負担だが、海外旅行などでタイを出国する際の、リエントリービザは実費。
日系
最初のノンBビザの取得費用は実費。上記リエントリービザは会社負担。
勤めていた外資系企業の紹介
具体的に、どんな会社で、どんな業務をしていたのかをお伝えしたいと思います。
まず、私がタイに経緯を簡単に改めてご紹介。
自己紹介ブログでもにも記載しているのですが、もともと私はこの会社(以下T社)の日本支社で勤めていました。タイ支社が日系企業のサービス業務を請け負うにあたり、日本人責任者を配置してほしいと依頼があり、たまたま行ける私がタイに来たという次第でした。
このT社は、シンガポールを本社に持つコンタクトセンターを運営している会社で、現在では、アジア7カ国、欧州1カ国に拠点を持ち、クライアントからの受託業務を運営しています。
強みはアジアの主要国にコンタクトセンターを設けている事で、グローバル企業が、何かのプロジェクトを始める際に、世界各国を同じ品質やサービス体制で運営できることから、検索エンジンのG社、SNSのF社、宿泊施設サービスのA社など、グローバル大手企業がクライアントの会社です。
受託教務とは?
コンタクトセンターと聞いて、ぱっと頭に浮かぶのは、コールセンターではないでしょうか。日本でも様々なカスタマーサポートがメーカーや提供サービスの代わりにコールセンター業務を引き受けて行っており、T社では、映画館のチケットの予約対応のインバウンド業務や、保険の営業のアウトバウンド業務も実施していました。
現在、世界市場のコンタクトセンターでは、インターネットサービスの普及により、電話だけではなく、メール対応、チャット対応など業務が多岐に渡っており、特にソーシャルメディアや通販などの、オンラインを通じたサービスの業務が増加しています。
私が行っていた業務
私が従事していた業務は、クライアントである日系企業がタイ、インドネシア等でも展開しているコミッションツールの中で利用されているコンテンツの審査業務の管理業務です。
ポジションは、Super Visor で、日々の業務管理、レポート作成と、報告業務、スタッフのモチベーション管理というのが日々の業務でした。
タイでの業務ですが、タイ人スタッフ、インドネシア人のスタッフとコミュニケーションを取って進めていく仕事のため、英語は必須でした。逆にタイ語は話せなくても大丈夫でした。
週に1回、ビデオMTGで進捗の報告や、日本からの共有報告などで、クライアントの日本人と日本語を使う機会はありましたが、1日30分程度のため、業務上ではほとんどが英語での仕事となりました。
T社情報の補足
私が勤務開始をした1月時点では社員は約200名(全員タイ人)+日本人は私1人でした。
その後、某F社のコンテンツモデレーターという、SNS上の投稿されたものを、24時間体制で監視するという業務を開始してから、1年ちょっとで社員数が1000人を超え、外国人比率(タイ人以外の国籍比率)が高くなりました。
また、1000人のタイミングで、当時借りていたビルのテナントを4フロア増設し、合計5フロアになり、現在はまた違う場所に第2拠点を作ったそうです。
当時の国別従業員構成
タイ人 550人
インドネシア人 250人
ベトナム人 150人
ミャンマー人 50人
カンボジア人 30人
ラオス人 30人
フィリピン人 5人
日本人 1人(わたし)
以外とこういったコンテンツモデレーターという仕事の存在は知られていないのですが、上記の外国人がバンコクに集合して、バンコクを拠点に各国のコンテンツを24時間体制で監視しています。
なぜ、外資系を辞めて日系企業に転職したのか?
お恥ずかしい話なんですが、解雇されました。
冒頭でも少し記載したのですが、日系クライアントのプロジェクトが同業他社に移管されることになり、日系クライアントのためだけに採用された唯一の日本人である私の存在は、会社内では必要なくなり、解雇される形となりました。
解雇されてから、日系企業に転職されるまでは、改めて紹介したいと思います。
最後に
外資系で、お給料が良いからといって、メリットだけではありません。
また、外資系は給料が高いと思われがちですが、そうではない外資系企業で日本人を募集している企業は、あまり知られていないだけで多数あると思います。
私にとっては、日本人がいない事で、英語力の成長を実感できたことは、メリットではありましたが、友達もいない0からの状態は、生活が落ち着くまでは困ったことも多々ありました。
これから海外就職を目指す方は、こういった日本人がいるのかという点も踏まえて検討し、既にタイで就業していて外資系への転職を検討している人は、リスクの可能性も考慮して検討すると良いと思います。
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