サワディーカップ。
先日、初めてタイ・サメサンでフリーダイビング「深く潜るための海洋トレーニング(Depth Training)」に参加してきたので、ブログを書きました。トレーニングダイビングの内容、場所、当日の流れなどを紹介したいと思います。
タイでフリーダイビングに興味がある人の参考になれば嬉しいです。
目次
そもそも、トレーニング(練習)は何のため?
フリーダイビングでは、3つ競技があるという事を、こちらのブログでも紹介したのですが、フリーダイビングは大きく「深さ」「時間」「距離」を競う3つの競技に分かれています。
現在、私が保有しているフリーダイビングの資格は「PADI Freediver」という一番初めの資格です。学校で例えるなら、小学生といったところでしょうか。
フリーダイビングは、スキューバダイビングと異なり、資格講習を受ければ誰でも資格(ライセンス)を貰えるものではなく、各フリーダイビング協会に基づいた資格基準というのがあります。
例えば、PADIというダイビング協会では「Freediver」の資格は、10メートルの深さまで潜ることが必要。その次のステップである「Advanced Freediver」では、20メートルの深さまで潜ることが必要となります。さらにその次の「Master Freediver」では、32メートルの深さまで潜ることが必要となります。
私が「Freediver」の資格を取得した時は、10メートルまで潜るのはなかなか大変だったこともあり、すぐに次のステップの20メートルまで潜れるかというとそんな事はありません。そのため、次のステップである資格を取りたい人のために、こういったトレーニングが開催されています。
トレーニングに参加するまでの流れ(予約方法)
今回、私が海洋トレーニングを知ったきっかけは、Facebook広告でした。
上記の料金を見て、600THBならめちゃくちゃ安いと思い、メッセンジャーで連絡を取り、参加したい旨をつたました。その後、LINEに切り替え、場所や当日の流れなどを詰めていたのですが、最終的に料金は1,300THBでした(笑)
内訳としては、トレーニング料金600THB、ボート代金700THBという事でした。それでも、他のダイビングショップは1,500THB、2,000THB掛かるところもあるので、個人的にはお買い得だなと感じました。
集合時間は、いちおう8時半でしたが、実際に港を出発したのは9時すぎでした。(笑)
ショップ情報
ショップ名:Dive King Freediving
Webサイト:https://www.facebook.com/Dive-king-freediving-111969270265462/?ref=page_internal
メールアドレス:auttapondive@gmail.com
電話番号:087 618 7441
駐車場:あり(100バーツ)
集合場所はこちら
トレーニング当日の流れ
集合場所の港の目印になるのがこちらの看板っぽいやつです。
看板の奥側が駐車場になっているので、こちらで車を止めます。駐車料金は100バーツ掛かるのがちょっと痛いです。ダブルパーキングをする場合は、車の鍵を係の人に預ける必要があります。
駐車場内といういうか、待合スペースはこのように日陰で座れるところがあるので、全員が集合するまではこちらで待ちます。こちらの港は他のフリーダイビングのショップの人やお客様、シュノーケリングだけのツアーのにも利用されているので、人がけっこう多いです。
すぐ横には売店があり、お腹が減っていたり、のどが渇いてもこちらで最低限のものは買えるようになっています。
コーヒーやケーキなども売っているので、カフェみたいな感じです。
港といっても、スピードボートがメインの港になるので非常に小さいです。
集合時間は8:30だったのですが、誰かが遅れて到着したため、出発したのは9時すぎでした。
今回の参加者は私を含めて7人+インストラクター3名+ボートスタッフ?が2名くらいいました。
船の操縦はなんとインストラクターの方が自ら行います。
そして、船は港を出て15分くらいでトレーニングをする場所に到着します。
他のフリーダイビングショップの人も同じ場所でトレーニングをしています。
トレーニングの内容
今回、実施したトレーニングは大きく分けて2つです。
1.ロープを手でたどって、深い水深まで潜る。
2.ロープを使わずにフィンキックだけで深い水深まで潜る。
始めに、ロープを掴んだまま5メートルまで潜り、戻って来る。次は、7メートル、次は10メートル、12メートル、15メートルと少しずつ深く潜る練習を行っていきます。
私と一緒にトレーニングをする人の目標の深さは15メートルとなります。
この潜る練習というのは、「耳抜き」が一番の目的になります。
潜る時間が長ければ長いほど、息を止めておくのも大変なのですが、やっぱり一番難しいので耳抜きです。
水深が深くなればなるほど、耳抜きをしなければいけない回数が多くなり、耳抜きを失敗してしまうと、耳が痛く深く潜ることができないため、ゆっくりでもいいので深い深度で耳抜きに慣れるというのが、一番の目的だと個人的には思っています。
万が一、何かあっても大丈夫なようにずっとインストラクターの方が見てくれているので安心です。
ロープを掴んで潜る練習をした後は、ロープに触ることなくフィンキックだけで潜っていき、フィンキックで帰って来るという事を何度か繰り返します。この練習は3~4名が一組となり、順番に一人ずつ潜っていきます。
こちらの練習時間は約1時間程度でした。
練習が終わり、船に戻ると、ボートスタッフが釣りをしてゲットした魚を刺身として提供してくれました。
練習が終わったら、ファンダイビング!!
深く潜るためのトレーニングが1時間程度であっという間に終わってしまい、その後は水深5メートルくらいの浅瀬に移動してのファンダイブを楽しみます。
こちらのファンダイビングの特徴は、インストラクターやボートスタッフの方が、全員分の水中写真を撮ってくれるというのが、非常に嬉しいサービスとなります。しかも簡易的なカメラではなく、かなりのガチンコのプロ用の水中カメラです。レンズもワイドレンズなので、かなり綺麗に写真が撮れることがすぐわかります。
写真撮影となると、参加しているタイ人の気合の入り方が全く違います。これまで着ていてラッシュガードを脱いでビキニになったり、マーメイドのような衣装を着たりとかなりの気合の入れようです。
これは実際に撮ってもらった私の写真です。カメラの種類のよって、写真がかなり変わります。
こちらはワイドレンズで撮ってもらった写真です。
こちらは、一緒に参加した人の写真ですが、下から撮るとなかなか綺麗になります。
この人はマーメイドスーツ?みたいなのを着て一生懸命スタッフに写真を撮ってもらっていました(笑)
マーメイドの写真、綺麗ですね。絶対、インスタ映えするやつです。やってないのでわからないけど(笑)
他にも綺麗な写真がたくさんありました。
最後に
あっという間の2時間半のトレーニングとファンダイビングが終わり、港に帰ってきました。
今回、私はロープを掴みながら潜っていくやり方で、15.6メートルまで潜ることができるようになりました。
2週間前に受けたFreediverの資格講習では10メートルまで潜るのも大変だったのですが、15メートルを目標すると、「もう10メートルか。」というように前回の苦労が嘘だったかのような思いになります。
改めて目標設定と意識の重要性について考えさせられた時でした。
今回、初めて海洋トレーニングを受けてみて、非常に楽しく良い経験となりました。この練習を繰り返すことによって、次のステップである「Advanced Freediver」の資格要件である20メートルの深さまで潜るという事はそんなに難しくないように思えてきました。練習あるのみなので、また参加したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログが、タイでフリーダイビングに興味がある人の参考になれば嬉しいです。